この問題のテーマ・前提知識
- テーマ: 集落抽出法(クラスター抽出法)と主要な標本抽出法の識別
- 前提知識: 単純無作為抽出法・層別抽出法・集落抽出法・多段抽出法の手順と特徴の違い
問題の概要
いくつかの選択肢の中から、「集落抽出法(クラスター抽出法)」の手順に合致するものを1つ選ぶ問題。各選択肢が「グループ分け」「無作為抽出」「全数調査」の3ステップをどう組み合わせているかを見極める。
解説
解法の方針:集落抽出法の定義(①グループ分け → ②グループを無作為抽出 → ③抽出グループ内で全数調査)を軸に、各選択肢の操作順序・調査対象を照合して正答を絞り込む。
◼︎単純無作為抽出法
母集団のすべての要素から、同じ確率で無作為に抽出
◼︎層別抽出法
母集団を性別・年代などの「層」に分け、各層から無作為抽出
◼︎集落抽出法(クラスター抽出法)
1. 母集団をいくつかのグループ(クラスター)に分ける
2. 分けられたクラスターの中から、いくつかのクラスターを無作為抽出
3. 抽出したクラスターにおいて 全数調査 を行う
◼︎多段抽出法
抽出を複数段階で行う方法
今回は「集落抽出法」のものを選ぶため、はじめに「いくつかのグループに分ける」操作をし、次にグループを抽出し、最後にそのグループ内で全数調査をしている選択肢を選べば良い。
よくある質問
Q. 集落抽出法と層別抽出法の違いがわかりません。
最大の違いは「抽出後に何をするか」。層別抽出法は各層から一部を無作為抽出するのに対し、集落抽出法は抽出したクラスター内の全員を調査(全数調査)する。グループを「選んで全部調べる」のが集落抽出法のポイント。
Q. 集落抽出法はどんな場面で使われますか?
地理的に分散した対象(学校・地区・工場など)を調べる際に有効。クラスター単位でまとめて調査できるため、調査コストを抑えられる。ただし、クラスター内の均質性が高いと標本の代表性が下がる欠点がある。
Q. 多段抽出法と集落抽出法は何が違うのですか?
集落抽出法は「クラスターを選んで全数調査」の2ステップが基本。多段抽出法はクラスターを選んだ後にさらにその中から無作為抽出を行う(全数調査ではない)。抽出の段階が増えるのが多段抽出法で、最終段で全数調査をするなら集落抽出法に相当する。



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