統計学

【統計検定準1級】2015年6月 選択問題及び部分記述問題 問12【解答例・解説】

解説

[1]

\(m×n\) のクロス集計表の場合、自由度 \((m-1)×(n-1)\) のカイ二乗分布を用いて検定を行う。

今回、ピアソンのカイ二乗統計量 \(\chi^2\) は、自由度\((2-1)×(2-1)=1\) のカイ二乗分布に従う。

\[\chi_{0.05}^2(1)=3.84\]

であるから、\(2.73 < 3.84\) より、 検定は 5 %有意ではない。

 

帰無仮説が棄却できない→効果に差がない→\(OR\approx 1\) と考えられるため、\(OR\) に基づく信頼区間は 1 を含むと推測できる。

zawato
zawato

正直、厳密な計算は大変なので、推測で回答した方が良さそう。

以下に厳密な計算を記載する。

対数オッズ比 \(\log(OR)\) の標準誤差 \(SE(\log(OR))\) が、

\[SE(\log(OR))=\sqrt{\frac{1}{a}+\frac{1}{b}+\frac{1}{c}+\frac{1}{d}}=0.604\]

より(参考)、対数オッズ比の 95 %信頼区間は、

\[0.981\pm 1.96×0.604=(-0.203, 2.165))\]

となる。

従って、オッズ比の 95 %信頼区間は、

\[(\exp(-0.203), \exp(2.16))=(0.816, 8.715)\]

となり、\(OR\) に基づく信頼区間は 1 を含む。

[2]

表の数値をすべて 1.5 倍すると、カイ二乗統計量の値は 1.5 倍の 4.091 となり、\(\chi_{0.05}^2(1)=3.84\) を超えるので、検定は 5 %有意になる。

オッズ比の値は変わらない。

 

 

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