解説
1. 調査手法
この調査は、先に「病気の有無」でグループ分けし、後から「過去の習慣(喫煙)」を調べている。
これを症例対照研究(ケース・コントロール研究)と呼ぶ。
2. 数値の計算(オッズ比)
この手法では、リスクの指標としてオッズ比を用いる。
- 患者群の喫煙オッズ:\(\frac{65}{21} \approx 3.10\)
- 対照群の喫煙オッズ:\(\frac{66}{192} \approx 0.344\)
- オッズ比:\(\frac{3.10}{0.344} \approx 9.0\)
3. 選択肢の確認
統計学には、「めったに起こらない病気(稀な疾患)の場合、オッズ比は相対リスク(罹患率の比)とほぼ一致する」という性質がある。
- 計算結果が「約 9 倍」で一致している。
- 「心筋梗塞の罹患率は小さい(稀である)」という前提に基づき、オッズ比を相対リスクとみなしている。
この2点を満たす①が最も適切である。
- ②: 対照群の人数比(3 倍)はリスクの倍率とは無関係。
- ③・④: 喫煙者合計(131 人)を分母にした計算は、症例対照研究では不適切。
- ⑤: オッズ比からリスクの推定は可能である。


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