統計学

【統計検定準1級】2018年6月 選択問題及び部分記述問題 問1【解答例・解説】

解説

[1]

1. 検査1で陽性が出る確率 \(P(T_1)\) を求める

陽性が出るのは、次の2つのパターンである。

  1. 本当に感染していて、正しく陽性と判定される場合\[0.001 \times 0.999 = 0.000999\]
  2. 感染していないのに、誤って陽性と判定される場合\[0.999 \times 0.001 = 0.000999\]

従って、検査1で陽性が出る全体の確率は、

\[P(T_1) = 0.000999 + 0.000999 = 0.001998\]

となる。

2. 陽性者のうち、本当に感染している確率を求める

これは、上記の「全体(陽性判定)」のうち、「本当に感染しているケース」が占める割合である。

\[\frac{0.000999}{0.001998} = \frac{1}{2} = 0.5\]

[2]

1. 状況の再設定

検査2を受ける時点で、対象となる集団は「検査1で陽性と出た人たち」に絞られている。

[1] の結果から、この集団における本当の感染率は 50 %である。

  • \(P(\text{感染}’) = 0.5\)
  • \(P(\text{非感染}’) = 0.5\)

2. 検査2で陽性が出る確率 $P(T_2)$ を求める

検査2で陽性が出るのは、以下の2パターンである。

  1. 本当に感染していて、正しく陽性と判定される場合\[0.5 \times 0.95 = 0.475\]
  2. 感染していないのに、誤って陽性と判定される場合\[0.5 \times 0.05 = 0.025\]

全体の陽性確率は \(0.475 + 0.025 = 0.5\) となる。

3. 本当に感染している確率を求める

この「全体」のうち、「本当に感染しているケース」の割合を計算すると、

\{\frac{0.475}{0.5} = \frac{475}{500} = 0.95\]

となる。

 

 

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