解説
①・② 誤り
1元配置と2元配置では、上述の通り残差平方和の構成が変わるため、残差分散の大きさは異なる。それに伴い、検定統計量である \(F\) 値も変わるため、「どちらの解析法でもよい」とは言えない。
③ 誤り
実験条件 \(A\) の平方和 \(S_A\) の大きさは、データの各水準の平均値から計算されるため、1 元配置で計算しても 2 元配置で計算しても変わらない。変わるのは「残差平方和」である。
④ 誤り
1 元配置分散分析にすると、残差の自由度は確かに大きくなる。しかし、実験日の影響が大きい場合、それ以上に残差平方和 \(S_{E1}\) が膨張してしまうため、結果として残差分散が大きくなり、効果の検出力は低くなる。
⑤ 正しい
2 元配置分散分析を行うことで、全体のバラツキから「実験日 \(R\) の影響(ブロック効果)」を分離できる。これにより、実験日の影響を含まない純粋な(より小さな)残差分散を用いて \(F\) 値を計算できるため、実験条件 \(A\) の効果が検出しやすくなる。


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